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JH1DOMの実感 ・・・ バンドごとの特徴 18MHz
(概要)
18MHz帯または17mバンドはWARC(ワーク)バンドの一つです。
3アマバンドでもあり、14MHzと似ている部分も多く、バンド幅が狭いのを除けば意外に注目してよいバンドだと思います。JH1DOMは2アマバンドで閑散としている14MHzよりも、18MHzのほうに親近感を持ちます。
(装備)
次第に周波数が上がってくる、波長が短くになるにつれ、アンテナが大規模でなくてよくなることから、モービルホイップのハンディ感が薄れます。もちろん、立派なアンテナが出せるればもちろんそれが良いと思いますが、WARCバンド用のアンテナの準備があまりなく、その意味で出られる人が少ないようには感じます。
このあたりから、果たして国内をつなぐのに100W必要なのだろうかと思うようになります。バンドが国内開ければ、50Wでおそらく十分だろうと思います。
海外もつながるバンドです。バンド幅が狭い分、すみわけがなされないと思われ、国内向けCQに海外が応答することもある程度起こりうると思います。
(伝播状況)
次第にハイバンドとしての性格が表れてくるかと思います。
近距離の通信の減衰は次第に感じられなくなり、おそらく当局のロケーションであれば、直接波で50Wだせば関東はカバーできるのではないかなと考えています。
一方でF層反射はある程度MUFが上がってやっと遠距離の国内がつながるかどうかだと思います。1エリアの私から見れば、6エリア、8エリア、最も期待できるのは沖縄あるいは韓国といった感じになります。アジア側のロシアもよく応答もらえます。あとFT8で言えば何といっても中国、そしてインドネシアからも応答が頻繁にあります。
ノイズレベルは14メガよりさらに落ちて、聞き取りやすくなります。
Eスポもねらい目だと思います。ハイバンドが注目されますが、Eスポが出ればつながりやすくなるのは、意外に10メガや18メガになるのでは、と実感を伴って思います。
(使われ方)
このバンドは、バンド幅が狭いのが特徴です。CWとSSBが中心です。さらに、最近は14MHzの保管バンドとしての意味を含めてFT8も盛んに交信されています。
バンドが開ければ各モードの交信が成立するかなと思います。ただし、このバンドがWARCバンドであることから参加者は相対的に少ないかもしれません。
FT8が盛んとなってからはこのバンドは14MHzの補完の意味合いが強まったと思います。その分、注目が高まってきたかなと感じています。
(JH1DOMの交信スタイル)
JH1DOMは、18MHzに関してはSSBとCW、最近ではFT8で時々CQを出しています。
WARC BANDであるがゆえに需要が少ないのであまり期待はしていませんが、実際は使えるバンドだと思っています。夕方から欧州方面が開けるのを期待したり、日中南の島(サイパンやグアム、その先の島々)から声が聞こえたりします。そんなところへ声を出す、声掛けをするのが、当局の交信スタイルです。
ちなみにWARC BANDはコンテストの対象にはなりません。時々コンディションのいい日にコンテストが行われているときなどは18メガが別の意味でにぎやかになることもあるかなと思います。
(最終更新2020年3月27日)