2019年3月は、JH1DOMにとってFT8を開始した、画期的な月となりました。
(モード別)
HFのコンディションの低迷が続く中、VUやフォーンにおいても目に見えて参加者の減少が目立つ中、このままでは目標とする交信局数に到達しないと考え、当局も一方でIC9700を購入しての1200MHzへの進出、他方でFT8を導入しての新モード開拓に踏み出しました。
結果は非常に明白で、FT8による交信数の爆発的な増加となりました。ファーストQSO比率も格段に向上し、FT8の参加者はそれ以外のアマチュア無線家とは場合によっては一線を画す別世界の人々ではないか、と思えるほどの需要と手ごたえを感じました。
FT8による交信数が全体の3/4となり、JH1DOMのアマチュア無線活動の様子は大きな変化を迎えました。
コマーシャルがきわめて多忙な一か月でありながら、交信数は目標を大きく超え、250局を超えました。
(バンド別)
FT8における交信数の影響を受け、3.5/7/50といった国内のFT8の交信の中心バンドががぜん多くなりました。そのほかの交信は、わずかに7MHz/CWとVUのフォーンが少し、といったところです。デジタルモードを除く部分では状況はかなり厳しいことがわかります。
(平均交信距離)
平均交信距離は国内の遠距離がFT8を使うことでつながるようになり、海外ともつながるようになったことから大きく伸びています。特にどちらかというと海外が交信の中心となる10/14/18MHzでは交信距離が4桁となっており、交信距離の伸びに大きく貢献しています。
新しいデジタルモードとどう向き合っていくか、CWやPHONEをどのように考えていくか、新たな課題となりつつあります。
(2019年4月14日更新)