(概況)

JH1DOMの交信数は2020年末まで、開局以来延べ14,458交信となっています。無線局単位では6500局を超える皆さんと交信をさせていただきました。とっても素敵なことだと思います。
この間、
アクティビティは上がったり下がったりで比較的大きな波がありました。
仕事が忙しい時期は、ほぼQRTに近いこともありました。ただ、仕事とも折り合いをつけながら、活動レベルを上げ、特に2019年に入ってからはFT8に対する取り組みの開始が革新的となり交信ペースは大きく伸びました。仕事関係の忙しさの一段落や、コンテスト参加などのプラスの環境要因もあって、ここ数年は交信数はいい水準を維持できているかなと思ってます。


(モード別)
当局の活動状況はモード別にみると全体の5割はCWとなっています。
CWは、デジタルモードに押されて、下火になりつつあるなと思います。
そもそも、モールス符号を覚えることが高い参入障壁です。
当局はただただ「LOVE、CW」です。同じことを思うハムは多数います。
さらなるCWの発展を目指し、サイクルが上がってくるこの時期、当局はCQを出していきます。
次に多いモードはフォーンです。
細区分の各モードを合算して全体の四分の一強を占めています。

細区分でいえば、FMとSSBが圧倒的多数で、AMとDVがわずかに成立しています。
FMかSSBかはバンドごとの性格で決まっている部分があり、また好みもあり、当局の場合は430や1200はFM、2mはSSBが中心となっています。144FMはひょっとしたら衰退しつつあるのでは、と不安に思うことがあります。1200はIC9700の発売がきっかけとなり、需要が高まったにちがいないと見ています。
一方でAMやDVは独自の地位を獲得できていないのではと思います。当局もたまにCQを出すにとどまっています。独自の地位や、レピーターの利便の向上など工夫が必要かなと漠然と感じています。

そして今伸び盛りなのがFT8を中心とするデジタルモードです。全体の2割を占めるに至りました。また、海外交信ということになると、今やFT8の独壇場となっています。ただ、FT8の交信に関しては、「ものすごくつながる!!!」というフェーズは当局としては終わったように思っています。伸び悩み、とでもいうのでしょうか。ただ、グローバルにも全交信の6割はFT8と言われるまでになった黄金モードであるFT8への取り組みは今後とも伸びるしかないと思います。CQ誌がグローバルな伝搬の標準的な案内をCWからFT8に切り替えましたが、象徴的な出来事に思いました。
RTTYもやっています。ただ、相手を見つけるのが年々難しくなっている感じです。自由な交信ができるいいモードなのですが・・・。またPSK31に関しては、わずか1局としか交信が成立していません。是非また、と思っています。

(バンド別)
JH1DOMは各バンドまんべんなく出ることを目標として、「バンドローテーション」と称して計画的に各バンドに出ています。
そんな中、第一位は7MHzです。最近の国内FT8がこのバンドでたくさん成立することが改めて、7MHzの魅力を高めました。サイクルボトムでは国内も苦しい日がありましたが、それでもつながるのははやり7MHzでした。このバンドの重要性はいつまでたっても変わらないと思います。
そしてほぼ同数の第二位は50MHzです。コンテストのCWが大きな交信数の獲得源となっています。SSBが少し下火かなぁと思うのと、FT8もどうしても国内=国際の棲み分けの問題があって、突っ込めないのがこのバンドの魅力を減殺しているような気がしています。JARLがこのあたり仕切ってくれるといいなと思っています。
第三位は430MHzです。当局にとってフォーンといえば、このバンドでしょうか。

これに続いているのは10MHz(サイクルピーク時のCWが中心)と144MHz(SSBの交信と、コンテストを中心とするCW)です。
ただ、ほかのバンドも、CQを出せば強弱ありますが、応答をもらえます。特にハイバンドHFなどはFT8が拡散していく過程で東南アジアからオセアニア、あるいは東欧あたりからの応答がもらえるようになり、侮れなくなりました。
また、3.5も冬場には交信がどんどん成立する日もあります。FT8も専用周波数が確立していてやりやすい。当局設備はいかんともしたいところですが、それでも楽しんでます。1200はIC9700以来の活況はまだまだ続いているかなと思っています。


(総交信距離)
総交信距離はFT8の出現で飛躍的に伸び7.6百万キロになりました。
一生を終えるまでに交信距離で金星(最接近時42百万キロ)に到達するのが当局の目標です。途方もない夢が、ひょっとして夢でもないのでは、と思えるようになりました。
一交信あたりの平均的な交信距離はコンテストで短距離通信が多い中500㎞を超えて安定しています。金星まで残り7万交信くらいです。年2000局なら35年。いけるかもしれません!いや、必ず到達できます。交信距離のここの所の伸びはFT8の後押しとなります。おそらくさらに上昇することができると思います。引き続き当局は世界のハムに交じって臆せず交信に取り組んでいきたいと思っています。その意味でFT8の存在は力強い味方だと感じます。
バンドごとの平均交信距離は各バンドの性質をよく表していると思います。
サイクル25は2021年すでに上昇に入ったと思われます。DXにも着目!だと思っています。

(最終更新 2021年5月15日)





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JH1DOM アクティビティまとめ(開局~2020年12月)








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