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JH1DOMの実感 ・・・ バンドごとの特徴 21MHz

(概要)
21MHz帯または15mバンドはアマチュア無線の中心バンドの一つといってよいのだろうと思います。
7MHzからはじまる倍数バンドでもあり、ハイバンドHFの中心であるといっていいのかと思います。
ただ、サイクルが低下するとバンドのコンディションが下がりつながりにくくなります。ほかのすべてのアマチュアバンドで共通することですが、その影響は特にハイバンドで顕著です。状況がよくないと、残念ながら、このバンドで国内がつながることはEスポが出たときなど、限られたときになるのが実情です。
一方で、15メーターバンドはバンド幅も広く、コンディションが良ければ快適にSSBの通信などができるはずで、サイクル25におけるコンディション回復を待ちたいと思います。
なお、このバンドは4アマでも出られるバンドであり、その意味ですぐ上の18メガよりも潜在的にさらに参加者が多いバンドです。

(装備)
21MHzになってくると、次第にアンテナは小型でもよくなります。もちろん立派なアンテナを構えることに越したことはありませんが、7MHzで感じるような、モービルホイップだから飛びや耳が悪いといった感覚は薄れてきます。当局は80mHのベランダにモービルホイップでやっていますが、コンディションが合えば国内これでつながります。出力は必ずしも100Wと限らず絞ってやっていることも少なくありません。つまり、移動運用をされて高い場所に行けば、このバンドは使えると思いますし、電離層の反射であれば、ホームからでもコンディション次第では十分に行けるのではないかと思います。
コンディションが下がっているサイクルボトムの期間、当局としては50W出力でお近くの方からの応答を期待してCWやSSBでCQをたまに出していますが、たまに応答をいただけます。
1エリアの方は、ぜひお手持ちのリグにモービルホイップや釣り竿アンテナで挑戦いただけたらと思います。


(伝播状況)
ハイバンドの伝播であり、遠くまで省電力で飛ぶ傾向が次第に鮮明となります。全体的なノイズのレベルがさらに下がり、つながるのならノイズの中から拾うといった感じではなくなります。
SSBでも遠隔地との交信が可能となり、当局も過去ロシア、フィリピンは分かりますが、オーストラリアとつながった記録があります(2016年12月、先方信号は55で入感)。
CWでは、サイクルがよかったころは海外が本当に普通につながり、2013年から2014年にかけて、欧州ロシアやウクライナといった手前側だけでなく、ドイツやイタリア、当局にとっては大変貴重なイギリスなどともつながっています。アフリカとも数は少ないですがつながったこともあります。当方への入感は599も少なくなく、579、559といったあたりがほとんどです。もちろん中には439や329というものも含まれていますが、モービルホイップでこの入感ですので、コンディションが上がれば期待はできるはず、です。2021年に入り、ハンガリーのコンテストの際に応答に回ったところハンガリー局およびスロバキア局とつながりました(21年1月)。そろそろ期待感高まる時期です。
FT8は伝搬状況と参加状況がグローバルに非常によく、20年から21年ここまで(執筆日は21年5月5日)のところで、時間帯が同じ東アジア、東南アジアからVKにかけて、そして東欧あたりまでがつながる範囲内となっています。
国内もコンディションが良ければF層の反射でつながります。ただ、どうしてもほとんどの国内はスキップしてしまい、九州の遠いところから沖縄にかけてが東京からであれば中心になると思います。一方Eスポが出ればもう少し近くとも交信ができると思見ます。過去の記録を見ると3エリアあたりから西と沖縄、あとは北海道が交信の中心になっています。FT8による国内通信も、東京の当局から見ると1エリアが大多数で、そのほかは国内遠距離が相手方になっています。

(使われ方)
このバンドはFT8を除くと現状であればEスポが出たときのSSBが中心に使われているのではないでしょうか。私もEスポが出たらまずそれを考えます。
ただ、このバンド、FT8以外の部分では残念ながら現状は参加者が少なくなっていると思うので、タイミングが合わないと相手が見つかるのはむつかしいかもしれません。
一方でFT8は状況が良ければ盛んに交信されます。2019年以後、当局のこのバンドの交信はほとんどがFT8になってしまっています。サイクルの上昇に伴い、FT8は今や常時にぎやかな状況となっており、海外も普通に入感しています。FT8ならではです。どんどん、参加してみましょう。
過去状況がよかったころは結構CWでも交信をいただいています。今も開けた状態では時折遠くから応答をもらえます。何といっても海外とつながるのがこのバンドの本当の好いところです。その際はFT8でなければCWとなるかなと思います。次のピーク、世界の無線家がどう出てくるか、楽しみにしたいと思います。ある程度のCWの健在ぶりが期待できるものと思っています。

(JH1DOMの交信スタイル)
JH1DOMは、21MHzでは時々CW/SSBでCQを出しています。予定があるときはHPに乗せてますので、確認ください。サイクルが上がってくるまでは狙いはお近くの局です。
なかなか、人気のないバンドがワッチされていることもないのですが、それでも一年で50件程度コンテスト以外でつながっています。お近くのほか、やや遠距離からのCWやSSBでの応答もいただいています。たとえば九州と、ポンとSSBでつながったりすることがあったり、よーく聞いてみると海外からの応答というようなケースが最近でもあります。過去では、SSBの国内へのコールにVKやフィリピンからも応答をいただいたことがありました。いきなり英語での交信となりますが、コールサインとシグナルレポートが交換できればOKですので、もしそんなことが皆さんにも起こったら、頑張ってください。
FT8には、ほかのモードで応答がなければ、参加してます。FT8は7と14が中心バンドかなと思いますが、最近は、これらのバンドの海外通信は、なかなかとってもらえない、CQにも応答してもらえない状態となりました。JA局は珍しくないのがおそらくは大きな原因だろうなと想像しています。ただ、周辺バンドでは、まだJA局の存在価値も低くないと思いますし、国内も当局はもちろんOKですので、そんなことを考えながらCQだしたり、応答したりしています。
いよいよサイクル25が上がってきます。ぜひ、国内のあちこちの皆さんとこのバンドで「お話し」できるのを楽しみにしてます。遠慮なく、声かけください。

(最終更新2021年5月5日)